2020年11月22日
タモキシフェン177日目 ラストケモ250日目 ラスト放射線143日目 術後424日目
ラストケモ8カ月、前髪・サイド・頭頂が寂しい
髪がなかなかのびている気がしません。
ラストケモからフワフワ・ぽよぽよと髪の毛がのび始めてから3カ月くらいはグングンとのびている実感がありました。
この8カ月の間に2回美容院に行って、えりあしを中心に整えはしましたが、
前髪・サイド・頭頂がなかなかのびない。
(えりあしともみあげは、のびが目立つんですよね・・・)
いや、のびているのかもしれませんが、髪の毛はくりんくりんの状態だから実感がないのかも。
「くりんくりん」というと、元気で健やかな髪の毛のイメージですが、実際は「ふにゃふにゃでぼわんぼわん」って感じ。
頼りないことこの上なしです。
抗がん剤で頭皮や毛根もダメージを受けたんでしょうかね。がんばったね、ヨシヨシ。
ストレートパーマをかけるべきかどうか
暑いのでラストケモ4カ月で脱ウイッグをした私としては、ほぼ坊主(男子中学生みたい)で街を歩くことに慣れておりまして、今は野良犬のようなボサボサ感です。
まだ坊主時代のほうが潔くてロックな雰囲気だったんだけど、今はちょっとだらしない短髪って感じです。
やはりストレートパーマをかけたほうがいいのかな?と思いますが、頭皮が痛む気がして、ちょっと心配。
美容院に行って相談したいな、という気持ちと、もう少し髪がのびてからでいいのでは、という気持ちとの間で揺れています。
髪の毛とメンタルはつながっていると思う
やっぱり髪がソコソコ決まらないと、気持ちが落ち込むんですよね。
「仕方がない、そのうち生えるもんね」と腹の底では納得しているし割り切っているのですが、
鏡を見るたびに、少し気持ちが下がってしまう。
この積み重ねは、じわじわとメンタルに影響を及ぼしそうで、自信を失っていくのがわかります。
鏡を見てため息をはくのではなく、鏡の向こうの自分に笑いかけたい。
せっかく新しく買ったピンクのニットや、スマートなワンピース。
このボサボサ頭じゃ、ちぐはぐで悲しい。
せっかくおしゃれアイテムを手に入れて気持ちがワクワクしてきたのに、「やっぱり今の私には無理なのかなあ」としんみりしてしまいました。
大変だった初期治療を終え、再発転移も今のところはなく、生きている喜びを感じたい。
だけど、辛さや情けなさの感情のほうが強く出てしまいます。
がんがわかったときは、生きていればいい、命がつながるのならばそれだけでいいと思っていましたが、今は生きているからこその悩みが出てきている。
贅沢なことかもしれませんが、これはこれで辛いことです。
それぞれのフェーズで悩みは違ってくるのだから、今傷ついてへこんでいる自分を静かに認めることから始めよう。
大丈夫。焦らない、焦らない。
年内に美容院に行って、ストレートパーマかカットの相談をしてみようと思います。
タモキシフェンの副作用が髪に影響しているのだろうか
ホルモン療法を開始してから髪がうすくなった、という患者さんの声をきくことがあります。
抗がん剤治療をせず、手術→放射線治療→ホルモン療法の流れの患者さんの場合は、脱毛を経験しない中での頭髪の悩みですから、ホルモン療法による副作用ととらえられるでしょう。
こちらも個人差があるので、まったく影響のない人もいるようです。
また、年齢も少なからず関係していると思います。
髪が薄くなってきたことは、単に老化かもしれません。
個人的な感覚として、抗がん剤は一時的・部分的かもしれませんが老化スピードを速めたのではないか、という思いがあります。
原因は、
・抗がん剤なのか
・ホルモン療法のタモ服用なのか
・ただの老化なのか
まだわかりません。この3つが複合的に絡み合っている可能性もあります。
今はひとまず考えすぎないようにして(メンタルを守るためにも)、もう少し髪がのびてから比較検討してみるつもりです。
生きるって、悩み続けるってことかもしれませんね。
それでも、今できることをできる範囲でやっていこう。
大丈夫。焦らない、焦らない。
いじけない、くらべない、腐らない。(と、自分に言い聞かせる晩秋でした)